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約3,000円で買ったALL OUTのパワーグリップを、気づけば約5年間使っていました。値段を考えれば十分すぎるほど働いてくれましたが、さすがに見た目も使用感もぼろぼろ。そこで次に選んだのが、GOLD’S GYM(ゴールドジム)パワーグリップ PRO G3710です。
購入したのはLサイズ。約1か月前に公式サイトで購入し、支払った金額は14,800円でした。以前のパワーグリップを約3,000円として比べると、およそ5倍です。
手首に巻いて、ベロをバーへ巻きつける。見た目だけなら、どちらも同じ「パワーグリップ」に見えます。では、ただ握るための道具に約15,000円を出す価値はあったのか。デッドリフト150kgをはじめ、腕や肩のトレーニングでも使って感じた違いを正直にまとめます。
G3710に替えても、見た目や手首へ装着した感覚が別物になったとは思いませんでした。しかし、バーの握りやすさとグリップ力は確実に違います。高重量を扱う機会が多く、この小さな違いにお金を払える人には満足しやすい製品です。一方、約3,000円のALL OUTも5年間使えたため、安い製品では駄目という結論ではありません。
今回レビューするG3710の購入条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | GOLD’S GYM パワーグリップ PRO G3710 |
| 購入サイズ | L |
| 購入先 | 公式サイト |
| 購入時期 | 約1か月前 |
| 購入価格 | 14,800円(筆者購入時) |
| 主な使用種目 | デッドリフト、腕トレ、肩トレ |
| デッドリフトでの使用重量 | 150kg |
| 以前の製品 | ALL OUTの約3,000円のパワーグリップ |
| 以前の製品の使用期間 | 約5年間 |
価格は購入時点の実績です。販売店や時期によって変わる可能性があるため、購入前に各販売ページで確認してください。
買い替えた理由は、ALL OUTが使えなかったからではない
今回の買い替え理由は、約3,000円のパワーグリップに性能面で我慢できなくなったからではありません。約5年間使い続け、単純にぼろぼろになったためです。
3,000円で5年間なら、1年あたり約600円。月あたりにすると約50円です。こうして計算すると、以前の製品はかなり優秀でした。筋トレ用品は高いものほど正義、という話にしてしまうと、この5年間をなかったことにしてしまいます。
それでもG3710を選んだのは、次は定番と呼ばれる上位製品を使ってみたかったからです。パワーグリップはセットのたびに触る道具なので、わずかな使いやすさの差でも、何百回と積み重なれば満足度は変わります。そう考えて、以前の約5倍にあたる金額を出しました。
見た目と装着感は、正直そこまで変わらない
箱から出した瞬間に「さすが約15,000円、何もかも違う」と感動したかというと、そこまでではありません。以前使っていたALL OUT製と比べても、見た目の方向性は似ています。手首へ装着したときの感覚も、驚くほど別物になったとは感じませんでした。
パワーグリップとしての構造が同じなので、これは当然ともいえます。約5倍の価格差が、見た目の豪華さとして5倍返ってくる商品ではありません。届いた直後だけを比べると、「思っていたより普通だな」と感じる人もいると思います。
ただし、パワーグリップの本番は腕へ巻いた瞬間ではなく、重いバーを握った瞬間です。そこで印象が変わりました。
バーの握りやすさとグリップ力は確実に違った
G3710へ替えて最も分かりやすかったのは、バーを握ったときの収まりのよさです。ベロを巻いて握り込んだとき、バーをつかみやすく、グリップしている感覚が強い。見た目や装着感では大きな違いを感じなかったのに、実際に重量を持つと差が出ました。
公式の商品説明でも、G3710は従来品より滑りにくく、ベロが長くなったことでグリップ力が高まったと案内されています。筆者が感じた「握りやすさ」と「グリップ力の違い」は、この製品が狙っている特徴と一致します。
ここで大切なのは、ALL OUTではバーを持てなかったわけではないことです。以前の製品でもデッドリフトはできました。それでも、毎回バーへ巻きつけて握り込む場面で、G3710のほうが頼りやすい。数字にしにくい差ですが、トレーニング中にはこの差がはっきり分かります。

約3,000円のALL OUTと比べて感じた違い
| 比較項目 | ALL OUT 約3,000円 | GOLD’S GYM G3710 |
|---|---|---|
| 見た目 | 大きな不満なし | 明確な別物とは感じない |
| 装着感 | 問題なく使えた | 大きな違いは感じない |
| バーの握りやすさ | 実用上は十分 | 明らかに握りやすい |
| グリップ力 | 5年間使用できた | 確実に強く感じる |
| 価格 | 購入時約3,000円 | 購入時14,800円 |
| 耐久性 | 約5年間使えた | 使用約1か月のため未評価 |
この表だけを見ると、価格差ほど項目数の差はありません。G3710へ替えたからといって、装着した瞬間から全項目が劇的に改善するわけではないからです。
違いは「バーを握る」という、パワーグリップで最も重要な一点に集中しています。そこへ約11,800円を追加できるかどうかが、購入判断の中心になります。
デッドリフト150kgで使うとどうだったか
現在、デッドリフトでは150kgでG3710を使っています。もっと重量を上げられる感覚はありますが、少なくとも150kgでは、バーを握りやすく、グリップ力への安心感があります。
パワーグリップは筋力そのものを増やす道具ではありません。しかし、背中や脚にはまだ余力があるのに、先に握る側が気になってしまう場面では役立ちます。公式のパワーグリップ解説でも、握力を補い、狙う筋肉へ意識を向けやすくする道具として説明されています。
筆者の場合、G3710にしたことで、挙上中に「滑らないか」「握りが外れないか」と考える時間が減りました。高重量では、その安心感がそのままトレーニングのしやすさにつながります。
注意:パワーグリップを着けたから安全に持てる重量が自動的に増えるわけではありません。フォーム、体調、使用器具を確認し、扱える範囲で重量を設定してください。
腕トレと肩トレにも使っている
G3710はデッドリフト専用にはしていません。腕トレや肩トレでも使っています。種目名やマシンの形状によって向き不向きはありますが、バーやハンドルを握りやすくしたい場面では使いやすいです。
公式の解説では、パワーグリップはリストストラップより短時間でセットしやすく、さまざまなバーやグリップに対応しやすい点が特徴として挙げられています。実際、種目を変えるたびに複雑な巻き方をやり直す必要がなく、腕と肩の日にも持ち込みやすいと感じます。
ただし、どの種目でも必ず使えばよいとは思いません。握力も含めて鍛えたいセットでは外す、狙う部位へ集中したいセットでは使う、といった使い分けができます。道具へ完全に任せるというより、必要な場面だけ助けてもらう感覚です。
高重量では手首の鬱血感が出ることもある
デッドリフトのように重量が上がると、手首へ負荷がかかり、鬱血するような感覚はあります。筆者の場合、挙上中の強い痛みはなく、以前の製品と比べても特に大きな問題だとは感じていません。さらに重量を上げれば、ある程度は避けにくい感覚だと思っています。
ただし、これは「痛くても使い続けてよい」という意味ではありません。締めすぎや位置のずれがないか確認し、強い痛み、しびれ、皮膚色の異常などが出た場合は、そのまま続けず使用を中止してください。手首の感じ方には個人差があります。
Lサイズを選んだ|サイズは手首周りで確認
筆者が購入したのはLサイズです。公式サイトの目安では、Sが手首周り約16cm、Mが約18cm、Lが約21cm。一般的な男性にはM、手首が非常に太い人にはL、女性や手首が細い男性にはSが案内されています。
| サイズ | 公式の手首周り目安 |
|---|---|
| S | 約16cm |
| M | 約18cm |
| L | 約21cm |
これは絶対的な基準ではなく、公式も目安としています。「男性だからL」と決めず、手首周りを測ってから選ぶのが無難です。左右で装着する商品なので、サイズが合わないと固定感だけでなく使いやすさにも影響します。
14,800円は高い?約5倍の価格差を考える
以前の約3,000円と比べると、14,800円は約4.9倍です。パワーグリップを初めて買う人にとっては、かなり勇気のいる金額だと思います。
もしG3710を5年間使えたと仮定すれば、1年あたり2,960円、月あたり約247円です。ただし、これはあくまで計算上の仮定。筆者がG3710を使い始めてまだ約1か月なので、実際に何年使えるかは現時点では判断できません。
なお、公式のパワーグリップガイドには、G3710を約5年間、週2回ほど使っているスタッフの使用例が掲載されています。摩耗はあるものの、グリップ力や固定力に問題なく使えているという内容です。ただし、公式記事でも耐久性を保証する例ではないと明記されています。
筆者自身も、以前のALL OUTが約5年間もったため、G3710も簡単には壊れないだろうと期待しています。それでも、自分で5年使った事実と、これから5年使えるという予想は別です。耐久性については、今後使い続けて追記したい部分です。
G3710を選ぶ価値がある人
- デッドリフトなどで高重量を扱う人
- 現在のパワーグリップで滑りや握りに不満がある人
- 背中より先に握力や前腕が気になりやすい人
- 腕や肩を含め、複数の種目で使いたい人
- 頻繁に触るトレーニング用品へお金をかけたい人
特に、高重量を扱うたびに「このグリップで大丈夫か」と気になる人ほど、握りやすさとグリップ力の差を受け取りやすいと思います。筆者はデッドリフト150kgで使い、その差を実感できました。
約3,000円の製品でも十分な人
- 初めてパワーグリップを試す人
- 扱う重量がまだ軽く、グリップへ不満がない人
- 使用頻度が少ない人
- 価格を最優先したい人
- 今のパワーグリップで問題なくトレーニングできている人
安い製品を使うことは、遠回りではありません。筆者のALL OUTは約3,000円で約5年間使えました。まず安価な製品でパワーグリップの便利さを知り、摩耗や不満が出たときに上位製品へ替える流れも合理的です。
逆に、今の製品で滑らず、握りやすさにも困っていないなら、急いで買い替える必要はないでしょう。G3710の価格差は、誰にでも同じ価値になるものではありません。
気になった点とデメリット
- パワーグリップとしては価格が高い
- 見た目や装着感だけでは価格差を感じにくい
- 高重量では手首に鬱血感が出ることがある
- 使用約1か月のため、自分の環境での耐久性はまだ分からない
- 類似品があるため、購入先を確認する必要がある
最大のデメリットは、やはり価格です。グリップ力の差は感じましたが、約11,800円の追加費用を誰もが安いと感じるわけではありません。今まで安い製品を問題なく使えていた人ほど、期待値を上げすぎないほうがよいと思います。
また、公式サイトではGOLD’S GYM製を模した類似品への注意喚起も掲載されています。Amazonなどで購入するときは、商品名がGOLD’S GYM パワーグリップ PRO G3710であることに加え、販売元や出品者も確認したいところです。
よくある質問
- G3710を使えばデッドリフトの重量は伸びますか?
着けるだけで筋力が増えるわけではありません。ただし、握力が先に限界になる人はバーを保持しやすくなり、本来狙う背中や脚へ集中しやすくなる可能性があります。筆者は150kgで使い、握りやすさとグリップ力の違いを感じました。
- Lサイズは一般的な男性向けですか?
筆者はLサイズを購入しましたが、公式では一般的な男性にM、手首が非常に太い人にLを案内しています。目安はS約16cm、M約18cm、L約21cmです。性別だけで決めず、手首周りを測って選んでください。
- 約3,000円のパワーグリップでは駄目ですか?
駄目ではありません。筆者はALL OUT製を約5年間使えました。G3710では握りやすさとグリップ力の向上を感じましたが、今の製品に不満がなければ急いで替える必要はないと思います。
- 高重量で手首が鬱血する感じはありますか?
筆者は高重量で鬱血するような感覚がありますが、挙上中の強い痛みはありません。締め方や装着位置も確認し、強い痛み、しびれ、皮膚色の異常が出た場合は使用を中止してください。
まとめ|握る一点の違いに14,800円を出せるか
GOLD’S GYM パワーグリップ PRO G3710へ替えても、見た目と装着感が劇的に変わったわけではありません。しかし、バーの握りやすさとグリップ力は確実に違いました。デッドリフト150kgで使う筆者にとって、この差はトレーニング中にきちんと分かる差です。
一方で、約3,000円のALL OUTも約5年間使えました。安価な製品の費用対効果はかなり高く、初めての1本としても十分な選択肢です。G3710は「安いパワーグリップは使えないから買う製品」ではなく、すでにパワーグリップを使い込み、握りやすさと安心感をもう一段上げたい人が選ぶ製品だと思います。
14,800円は安くありません。それでも、筆者は壊れたらもう一度買いたいと感じています。まだ使用約1か月なので、今後の摩耗や耐久性については、使い倒したあとに改めて追記します。
