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壁のコンセントは2口しかないのに、パソコン、モニター、デスクライト、スマートフォン、イヤホンまで充電したい。そんな電源不足を、コードを増やさず解決しようとして登場したのが、サンワダイレクトの直挿し電源タップ「700-TAP093BK」です。

AC差込口6個とUSBポート3個を備え、メーカーは最大9台をまとめて接続できると案内しています。2026年9月11日に発売されたばかりで、直販価格は税込2,880円。最大20WのUSB PDや雷ガードも備えており、デスクやホテルで使いやすそうに見えます。

ただし、「9台同時接続」という数字だけで選ぶのは危険です。AC差込口の合計は1400Wまでで、USB-Cの20Wにも使用条件があります。この記事では、公式発表と販売ページの情報をもとに、700-TAP093BKの仕様、注意点、向いている人を整理します。実機を使用したレビューではなく、公開情報を調査した記事です。

先に結論

700-TAP093BKは、スマホやイヤホン、PC周辺機器を1か所へまとめたい人には買う価値があります。6個のAC差込口に加えてUSB-CとUSB-Aを直接使え、約110gで持ち運びもしやすいからです。一方、USB-Cは最大20WなのでノートPC用充電器の代わりにはなりにくく、ヒーターや電気ケトルなどの高出力家電を何台もつなぐ用途には向きません。

700-TAP093BKとは?発売日・価格・基本仕様

700-TAP093BKは、サンワサプライの直販ブランド「サンワダイレクト」が2026年9月11日に発売した、ブラックの直挿し式電源タップです。延長コードを使わず、壁のコンセントへ本体を直接差し込みます。

項目 700-TAP093BKの仕様
AC差込口2P・6個口
USBポートUSB Type-C×1、USB Type-A×2
USB-C出力USB PD最大20W(USB-C単独使用時)
AC合計1400Wまで
雷ガード搭載(サージ耐量1200A、制限電圧775V)
プラグ絶縁キャップ付きスイングプラグ
サイズ約40×120×30mm
重量約110g
発売時の直販価格2,880円(税込)

2026年9月20日時点で、サンワダイレクト本店のほか、Amazonと楽天市場のメーカー直営店に型番一致の商品ページがあります。AmazonのASINは「B0HHH4LQ1G」です。価格や在庫は変動するため、購入時に商品名と型番を確認してください。

買う価値があると考える3つの理由

AC6個口とUSB 3ポートを1台にまとめられる

最大の利点は、1つの壁コンセントからAC機器6台、USB機器3台を接続できることです。たとえば、モニター、デスクライト、スピーカー、時計をAC側へ、スマートフォン、イヤホン、スマートウォッチをUSB側へまとめられます。

USB充電器を別に3個用意する必要がなくなるため、口数だけでなく充電器の数も減らせます。デスク周りやホテルのように、コンセントの数が限られる場所と相性のよい構成です。

USB-Cは最大20WのPD充電に対応する

USB Type-Cポートは、単独で使う場合に最大20WのUSB Power Deliveryへ対応します。対応スマートフォンの急速充電や、ワイヤレスイヤホンなどの小型機器を充電するには実用的な出力です。

一方で、20Wは最近のノートPC用充電器としては小さめです。パソコンのUSB-C端子へ接続できても、充電が遅い、使用中に残量が増えない、そもそも必要な電力を満たせない可能性があります。充電器のW数による違いを詳しく知りたい場合は、35W出力を備えたエレコム EC-C61MNの調査記事も参考になります。

コードレスで約110g、旅行にも持って行きやすい

本体は約40×120×30mm、重量は約110gです。長い電源コードがないため、出張用のポーチへ入れやすく、ホテルで一時的に口数を増やす用途にも向いています。スイングプラグは使わないときに本体へ沿わせられ、金属部分の飛び出しを抑えられます。

「最大9台同時接続」で注意したいこと

9台分の高出力家電を使えるわけではない

最大9台という表現は、AC差込口6個とUSBポート3個を合計した接続数です。9台へ好きなだけ電力を供給できるという意味ではありません。AC側は合計1400Wまでなので、接続する機器の消費電力を足して判断する必要があります。

パソコン周辺機器や充電器をまとめる用途なら使いやすい一方、セラミックファンヒーター、ドライヤー、電気ケトル、電子レンジなど、消費電力の大きな家電を複数同時に使う用途は避けるべきです。各機器の定格消費電力を確認し、合計1400Wを超えないようにしてください。

「差し込める数」と「同時に安全に使える電力」は別です。空いている差込口があっても、合計消費電力が上限へ達していれば追加しないでください。

PD20WはUSB-Cポートを単独で使った場合

Amazonの商品説明には、PD20WはUSB Type-Cポートだけを使用した場合と記載されています。USB-Aポートも同時に使えば、USB側の電力が分配され、Type-Cが常に20Wで充電できるとは限りません。

急いでスマートフォンを充電したい場面では、USB-Cだけを使うのが分かりやすい運用です。3台を同時にゆっくり充電したいのか、1台を優先して急速充電したいのかで使い分けましょう。

雷ガードは万能な防護ではない

700-TAP093BKは、サージ耐量1200A、制限電圧775Vの雷ガードを搭載しています。雷サージへの備えがないタップより安心材料になりますが、あらゆる落雷や大きなサージから必ず機器を守れるわけではありません。

雷が近いときに安全にプラグを抜ける状況なら、接続機器を電源と通信線から外すことも検討してください。雷ガードは便利な追加機能であり、「付いているから何をしても大丈夫」という保証ではありません。

直挿し式ならではのデメリット

  • コンセントの位置によっては家具や巾木と干渉する
  • 大きなACアダプター同士がぶつかり、6個口すべてを使えない場合がある
  • 壁から離れた机上まで電源を延ばす用途には使えない
  • USB-C最大20WではノートPC充電に不足しやすい
  • 個別スイッチや一括電源スイッチは案内されていない

特に確認したいのが、壁コンセント周辺の空間です。本体の長さは約120mmあるため、設置場所の向きや家具との距離によっては収まらない可能性があります。また、ACアダプターの形は製品ごとに異なるため、「6個口あるから必ず6台挿せる」とは限りません。

普通の延長コード式電源タップとどっちがいい?

比較項目 700-TAP093BK 延長コード式タップ
配線コードが余らずすっきりコードの処理が必要
設置場所壁コンセントの周辺机上や家具の横へ移動しやすい
持ち運び約110gで携帯しやすいコードの分だけかさばりやすい
USB充電C×1、A×2を内蔵製品により異なる
向いている場所ホテル、ベッド横、壁際のデスク広いデスク、テレビ台、壁から遠い場所

壁の近くで使い、コードを増やしたくないなら700-TAP093BKが便利です。反対に、電源を机の上まで引きたい、大型アダプターを余裕を持って配置したい場合は、差込口の間隔が広い延長コード式のほうが使いやすいでしょう。

700-TAP093BKが向いている人・いらない人

向いている人

  • デスク周りの小型機器を1か所へまとめたい人
  • USB充電器を何個も持ち歩きたくない人
  • 出張先やホテルの少ないコンセントを増やしたい人
  • スマートフォンには最大20W程度あれば十分な人
  • 雷ガード付きのコンパクトな電源タップを探している人

いらない人

  • USB-CでノートPCを高速充電したい人
  • ヒーターや調理家電など高出力機器を複数使いたい人
  • 壁から離れた場所まで電源を延長したい人
  • 個別スイッチや一括スイッチを重視する人
  • 大型ACアダプターを多数並べたい人

700-TAP093BKのよくある質問

700-TAP093BKは本当に9台同時に使えますか?

AC6個口とUSB 3ポートを合わせ、最大9台を接続できます。ただし、AC側は合計1400Wまでです。高出力家電を9台使えるという意味ではありません。

USB-Cは常に20Wで充電できますか?

最大20WはUSB-Cポートを単独で使った場合です。USB-Aも同時に使うと出力が分配されるため、常に20Wになるとは限りません。接続機器側もUSB PDに対応している必要があります。

700-TAP093BKでノートPCを充電できますか?

USB-C入力が20W以下に対応する一部機器なら可能性はありますが、多くのノートPCには出力不足です。パソコンが必要とするW数を確認し、必要ならAC差込口へ純正または適合する高出力充電器を接続してください。

雷ガードがあれば落雷時も必ず安全ですか?

必ず守れるわけではありません。雷ガードは雷サージへの備えになりますが、規模や経路によって防ぎきれない場合があります。雷が近いときは、安全を確保したうえで機器を電源や通信線から外すことも検討してください。

まとめ|スマホとPC周辺機器をまとめるなら買う価値あり

サンワダイレクト 700-TAP093BKは、AC6個口、USB-C×1、USB-A×2を約110gの直挿しボディへまとめた電源タップです。最大20WのUSB PD、雷ガード、絶縁キャップ付きスイングプラグも備え、デスクや旅行先の電源不足を小さな1台で補えます。

税込2,880円という発売時価格を考えると、スマートフォンと小型機器を中心に使う人には選びやすい製品です。ただし、最大9台という言葉よりも、AC合計1400WとUSB-C単独時20Wという条件を見ることが大切です。ノートPCの高速充電や高出力家電の同時使用が目的なら、用途に合う高出力充電器や延長コード式タップを選びましょう。

参考資料・公式情報