※この記事はPRを含みます。

USB-Cケーブルは、端子の形が同じでも性能まで同じとは限りません。

スマートフォンを充電できても、ノートパソコンでは十分な速度が出なかったり、写真や動画の転送が遅かったりすることがあります。USB-C端子のモニターへ接続しても、ケーブルが映像出力に対応していなければ画面は映りません。

そのため、価格や見た目だけではなく、次の3点を用途に合わせて確認する必要があります。

  • 最大何Wで充電できるか
  • データ転送速度は何Gbpsか
  • モニターへの映像出力に対応しているか

この記事では、メーカー公式情報と販売ページをもとに、USB-C to USB-Cケーブル5製品を比較します。

なお、今回紹介する製品は実際に使用したものではありません。使用感を断定するレビューではなく、公開されている仕様を比較した調査記事です。

USB-Cの規格や機能の違いから確認したい場合は、先に「USB-Cケーブルはどれも同じ?充電・データ転送・映像出力の違いと選び方」をご覧ください。

USB-Cケーブルおすすめ5選の比較表

今回の5製品は、単純な性能順ではなく、充電・データ転送・映像出力・価格・ケーブルの長さを基準に選びました。

商品名最大充電最大転送速度映像出力長さ参考価格
Anker 310 USB-C & USB-C ケーブル60W480Mbps非対応0.9m約1,190円
Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル240W480Mbps非対応0.9m約2,790円
エレコム MPA-CC1G10BK100W10Gbps対応1m約2,100~3,500円
サンワサプライ KU-40GCCPE10240W40Gbps最大8K/60Hz1m約7,000~9,700円
(nb)Power CCB200HS-BK240W40Gbps最大8K/60Hz2m約3,000~4,000円

価格は2026年8月調査時点の参考価格です。販売店、セール、送料、在庫状況によって変動します。購入前に楽天市場の商品ページで最新価格をご確認ください。

また、表に記載した充電・転送・映像出力は、すべて対応機器を組み合わせた場合の理論上の最大性能です。

USB-Cケーブルおすすめ5選

1.Anker 310 USB-C & USB-C ケーブル|スマホの充電を手頃に始めたい人向け

Anker 310 USB-C & USB-C ケーブルは、最大60WのUSB Power Deliveryに対応した標準的な充電ケーブルです。

スマートフォンやタブレットの充電が中心なら、必要以上に高価なUSB4ケーブルを購入する必要はありません。最大60Wに対応しているため、対応する充電器と組み合わせれば、一部のノートパソコンにも給電できます。

データ転送速度は最大480Mbpsで、映像出力には対応していません。写真を数枚移す程度なら利用できますが、大容量の動画や外付けSSDの高速転送には不向きです。

Anker 310の主な仕様

項目内容
端子USB-C to USB-C
最大充電出力60W
最大転送速度480Mbps
映像出力非対応
長さ約0.9m
特徴USB-IF準拠、1万回以上の折り曲げ試験

メリット

スマートフォン用としては十分な充電性能を持ちながら、比較的手頃に購入できます。USB-IF準拠と案内されている点も、規格への適合を重視したい人には選びやすい材料です。

注意点

映像出力には使えません。また、最大480Mbpsなので、動画編集用データや外付けSSDの高速転送を目的にする場合は、10Gbps以上の製品を選びましょう。

向いている人

  • スマートフォンやタブレットを充電したい人
  • 手頃なUSB-Cケーブルを探している人
  • 映像出力や高速転送を必要としない人

2.Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル|高出力充電と耐久性を重視する人向け

Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブルは、最大240WのUSB PD充電に対応した充電重視の製品です。

スマートフォンだけでなく、タブレットや高出力を必要とするノートパソコンまで、幅広いUSB-C機器の充電に利用できます。

eMarkerと呼ばれる識別用チップを内蔵しており、対応する充電器や端末と接続したときに、ケーブルの対応電力を機器へ伝えます。

メーカーは30万回の折り曲げ試験を実施したと案内しており、抜き差しや持ち運びが多い人にも候補になります。

Anker Prime 高耐久ナイロンの主な仕様

項目内容
端子USB-C to USB-C
最大充電出力240W
最大転送速度480Mbps
映像出力非対応
長さ約0.9m、約1.8m
特徴eMarker内蔵、高耐久ナイロン採用

メリット

最大240Wに対応しているため、充電性能に余裕があります。端末を買い替えたあとも使い回しやすく、充電用ケーブルを一本にまとめたい人に向いています。

注意点

充電出力は高いものの、データ転送は最大480Mbpsで、映像出力にも対応していません。「240W対応なら高速転送や映像出力もできる」とは限らない点に注意してください。

向いている人

  • ノートパソコンをUSB-Cで充電したい人
  • 高出力と耐久性を重視する人
  • データ転送や映像出力には使わない人

3.エレコム MPA-CC1G10BK|充電・高速転送・映像出力のバランスを重視する人向け

エレコム MPA-CC1G10BKは、最大100W充電、最大10Gbpsのデータ転送、DisplayPort Alt Modeによる映像出力に対応しています。

DisplayPort Alt Modeとは、USB-C端子を使って映像信号を送る仕組みです。対応するスマートフォンやパソコンから、USB-C入力を備えたモニターへ映像を出力できます。

最大10Gbpsの転送に対応しているため、スマートフォンで撮影した動画をパソコンへ移したり、対応する外付けSSDを接続したりする用途にも使いやすい仕様です。

エレコム MPA-CC1G10BKの主な仕様

項目内容
端子USB-C to USB-C
最大充電出力100W
最大転送速度10Gbps
映像出力DisplayPort Alt Mode対応
長さ1m
特徴eMarker、3重シールド、金メッキピン

メリット

充電だけに性能が偏っておらず、データ転送と映像出力にも対応しています。普段の充電から写真・動画の転送、モニター接続まで、幅広く使えるバランス型です。

USB4の40Gbpsまでは必要ないものの、480Mbpsでは遅いと感じる人に適しています。

注意点

映像を出力するには、ケーブルだけでなく、接続するスマートフォンやパソコンのUSB-C端子もDisplayPort Alt Modeに対応している必要があります。

すべてのUSB-C搭載端末から映像を出せるわけではありません。

向いている人

  • 充電・転送・映像出力を一本で行いたい人
  • スマートフォンの動画をパソコンへ移したい人
  • USB4ほどの性能や価格は必要ない人

4.サンワサプライ KU-40GCCPE10|USB-IF認証とUSB4の性能を重視する人向け

サンワサプライ KU-40GCCPE10は、USB4 Gen3に対応した高性能なUSB-Cケーブルです。

最大40Gbpsのデータ転送、最大240WのUSB PD充電、最大8K・60Hzの映像出力に対応しています。外付けSSD、大容量の動画データ、USB-Cモニター、ドッキングステーションなどを利用する人向けです。

USB-IF認証を取得していることも特徴です。USB-IFはUSB規格の策定や認証を行う団体で、認証製品は規定された試験への適合が確認されています。

サンワサプライ KU-40GCCPE10の主な仕様

項目内容
端子USB-C to USB-C
最大充電出力240W
最大転送速度40Gbps
映像出力最大8K・60Hz
長さ1m
特徴USB4 Gen3、USB-IF認証、eMarker搭載

メリット

充電・高速転送・映像出力のすべてに高い性能を備えています。USB-IF認証の有無を選択基準にしたい人にも適しています。

外付けSSDやUSB-Cハブを頻繁に使う場合は、ケーブル側が速度の制限になりにくい点もメリットです。

USB-C端子を複数の周辺機器へ拡張したい場合は、「USB-Cハブおすすめ5選|HDMI・PD充電・SDカード対応モデルを比較」も参考にしてください。

注意点

標準価格は9,680円で、充電だけに使うには割高です。接続する機器が40Gbpsや8K出力に対応していなければ、ケーブルの最大性能を活かせません。

向いている人

  • 外付けSSDで大容量データを転送する人
  • USB4対応機器を接続する人
  • USB-IF認証を重視する人
  • 高性能なケーブルを長く使いたい人

5.(nb)Power CCB200HS-BK|2mのUSB4ケーブルが必要な人向け

(nb)Power CCB200HS-BKは、最大240W充電、最大40Gbps転送、最大8K・60Hzの映像出力に対応した2mのUSB4ケーブルです。

USB4の高い性能を備えながら、ケーブル長が2mあることが大きな特徴です。ノートパソコンと離れた位置にあるUSB-Cモニターを接続したい場合や、デスクの下にある機器までケーブルを伸ばしたい場合に使いやすい仕様です。

Thunderbolt 3・4との互換性も案内されています。ただし、接続する機器や利用する機能によって、実際の速度や映像出力は変わります。

(nb)Power CCB200HS-BKの主な仕様

項目内容
端子USB-C to USB-C
最大充電出力240W
最大転送速度40Gbps
映像出力最大8K・60Hz
長さ2m
特徴USB4 Gen3、eMarker、結束バンド付属

メリット

2mの長さを確保しながら、充電・高速転送・映像出力のすべてに対応しています。1mでは短いデスク環境で、機能を妥協したくない人に向いています。

希望小売価格は3,960円と案内されており、同等の最大性能を持つ製品のなかでは比較的検討しやすい価格帯です。

注意点

メーカー保証期間は購入日から6か月です。また、最大240Wで充電するには、充電器・ケーブル・接続機器のすべてがUSB PD 3.1の240W給電に対応している必要があります。

最大8K・60Hzの映像出力についても、接続機器側の対応が必要です。

向いている人

  • 2mの高性能USB-Cケーブルが必要な人
  • USB-Cモニターを離れた位置に設置している人
  • 価格と最大性能のバランスを重視する人

目的別に選ぶならどれ?

用途が決まっている場合は、次のように選ぶと分かりやすくなります。

主な用途選びやすい製品
スマホの充電が中心Anker 310
ノートPCの高出力充電Anker Prime 高耐久ナイロン
充電・10Gbps転送・映像出力エレコム MPA-CC1G10BK
USB4と認証を重視サンワサプライ KU-40GCCPE10
2mのUSB4ケーブル(nb)Power CCB200HS-BK

迷った場合、スマートフォンの充電だけならAnker 310で十分です。

写真や動画の転送、USB-Cモニターへの接続にも使うなら、エレコム MPA-CC1G10BK以上の性能を検討しましょう。

楽天市場でUSB-Cケーブルを探す

USB-Cケーブルを選ぶときのポイント

充電する機器に合ったW数を選ぶ

USB-Cケーブルの充電性能は、W(ワット)で確認できます。

スマートフォンやタブレットが中心なら、最大60W対応でも十分な場合が多くあります。USB-Cで充電するノートパソコンには、100W以上のケーブルを選ぶと対応できる機器が広がります。

ただし、240W対応ケーブルを使えば、すべてのスマートフォンを240Wで充電できるわけではありません。

実際の充電速度は、次のうち最も低い性能に制限されます。

  • 充電器の最大出力
  • ケーブルの最大出力
  • スマートフォンやパソコンの受電性能

高出力ケーブルへ交換しても充電が速くならない場合は、充電器や端末側の仕様も確認しましょう。

データ転送速度を確認する

USB-Cケーブルの主な転送速度には、次のような違いがあります。

表記理論上の最大速度主な用途
USB 2.0480Mbps充電、少量の写真転送
USB 10Gbps10Gbps写真・動画、対応SSD
USB4 40Gbps40Gbps高速SSD、ドック、大容量動画

MbpsとGbpsは、1秒間に送れるデータ量を示す単位です。1Gbpsは1,000Mbpsに相当します。

ただし、実際の速度は端末、ストレージ、USB端子、ファイルの種類などにも左右されます。

映像出力対応の記載を確認する

モニターへ映像を出したい場合は、商品仕様に次のような記載がある製品を選びましょう。

  • 映像出力対応
  • DisplayPort Alt Mode対応
  • USB4対応
  • Thunderbolt対応
  • 4Kまたは8K対応

最大充電出力が100Wや240Wでも、映像出力に対応していない製品はあります。

また、ケーブルが対応していても、パソコンやスマートフォンのUSB-C端子が映像出力に対応していなければ表示できません。

必要以上に長いケーブルを選ばない

長いケーブルは取り回しに余裕がありますが、机の上で余った部分が邪魔になりやすくなります。一般的な充電やデスク上の接続なら、0.9~1m程度が使いやすい長さです。

コンセントやモニターが離れている場合は、1.8~2mを検討しましょう。

高速転送や高解像度映像では、長さによって対応性能や価格が変わる場合があるため、商品仕様を確認することも大切です。

USB-C端子の形だけで判断しない

USB-Cは端子の形を表す名称です。端子が同じでも、充電出力、データ転送速度、映像出力の対応状況は異なります。

特に、安価な充電ケーブルの多くは最大480Mbpsで、映像出力に対応していません。

パッケージや販売ページに必要な機能が明記されていない場合は、対応していると決めつけないようにしましょう。

USB-Cケーブルのメリット

USB-Cケーブルには、次のようなメリットがあります。

  • 端子の表裏を気にせず挿せる
  • スマートフォンからノートPCまで幅広く使える
  • 対応製品なら急速充電ができる
  • 充電とデータ転送を一本で行える
  • 対応機器では映像も伝送できる

機器ごとに同じ規格のケーブルを利用できれば、持ち歩くケーブルの本数を減らせます。

USB-Cケーブルの注意点

一方で、USB-Cケーブルには分かりにくい点もあります。

  • 外見だけでは性能を判断しにくい
  • 高出力でも高速転送できるとは限らない
  • 高速転送できても映像出力できるとは限らない
  • ケーブルだけ高性能にしても速度が上がるとは限らない
  • USB-A端子にはそのまま接続できない

「充電できたから、データ転送や映像出力もできる」と考えないことが大切です。

USB-Cハブを利用する場合も、パソコンとハブをつなぐUSB-C端子やケーブルの性能が影響します。USB-Cハブ自体の仕組みについては「USBハブとは?ポート不足を解消する仕組みと選び方」で解説しています。

USB-Cケーブルが向いている人

  • USB-C対応スマートフォンやパソコンを使っている人
  • 急速充電に対応したケーブルが必要な人
  • 写真や動画をパソコンへ移したい人
  • USB-Cモニターや外付けSSDを使いたい人
  • 複数の機器でケーブルを共用したい人

USB-Cケーブルだけでは目的を満たせない人

  • USB-A端子しかない充電器を使いたい人
  • Lightning端子のiPhoneやiPadを接続したい人
  • HDMI端子のモニターへ直接接続したい人
  • SDカードを直接読み書きしたい人
  • USB-C端子を複数の端子へ増やしたい人

SDカードの写真や動画をスマートフォンやパソコンへ移したい場合は、ケーブルではなくSDカードリーダーが必要です。「SDカードリーダーとは?スマホ・PCに写真や動画を移す仕組みと選び方」も参考にしてください。

USB-Cケーブルについてよくある質問

USB-Cケーブルは高いほど速いですか?

価格だけでは判断できません。

高価な製品には40Gbps転送や映像出力、USB-IF認証などが含まれることがありますが、耐久性やブランド、ケーブルの長さが価格へ影響している場合もあります。

最大充電出力、転送速度、映像出力の3項目を確認しましょう。

240W対応ケーブルならスマホも速く充電できますか?

スマートフォン側の最大受電性能を超えて充電することはできません。

240W対応ケーブルは高出力に耐えられますが、実際の速度はスマートフォンと充電器の対応出力によって決まります。

USB-CケーブルでiPhoneを充電できますか?

USB-C端子を搭載したiPhoneなら、USB-C to USB-Cケーブルで充電できます。

Lightning端子を搭載した旧型のiPhoneには、USB-C to Lightningケーブルなど、端末側がLightningになっている製品が必要です。

USB-Cケーブルでモニターに映像を出せますか?

映像出力に対応したUSB-Cケーブルと、DisplayPort Alt ModeやThunderboltなどに対応した機器を組み合わせれば出力できます。

充電専用またはUSB 2.0相当のケーブルでは、基本的に映像を出力できません。

100Wや240W対応ケーブルにeMarkerは必要ですか?

USB PDで5Aの電流を利用する高出力ケーブルでは、ケーブルの対応能力を機器へ伝えるeMarkerが重要になります。

高出力を目的に選ぶ場合は、eMarker搭載の記載がある製品を選ぶと確認しやすいでしょう。

USB-Cケーブルは充電器に付属していますか?

充電器によって異なります。

ケーブルが付属しないUSB充電器もあるため、購入前にセット内容を確認してください。USB-C to USB-Cケーブルが必要なのか、USB-A to USB-Cケーブルが必要なのかも確認しましょう。

急速充電対応ケーブルへ交換しても速度が変わらない場合は、「USB-Cケーブルの充電が遅い原因は?急速充電できないときの確認方法」で、充電器・ケーブル・端末を順番に確認してみてください。

まとめ

USB-Cケーブルは、端子の形が同じでも、充電速度・データ転送速度・映像出力の対応状況が異なります。

今回比較した5製品は、次のように選び分けられます。

  • 手頃なスマホ充電用ならAnker 310
  • 高出力充電と耐久性ならAnker Prime 高耐久ナイロン
  • 充電・10Gbps転送・映像出力のバランスならエレコム MPA-CC1G10BK
  • USB4とUSB-IF認証を重視するならサンワサプライ KU-40GCCPE10
  • 2mのUSB4ケーブルなら(nb)Power CCB200HS-BK

スマートフォンの充電だけなら、最大40Gbpsや8K映像出力まで対応した高価なケーブルは必要ありません。

一方、外付けSSD、USB-Cモニター、USB-Cハブなどに使う場合は、充電出力だけでなく転送速度と映像出力への対応も確認しましょう。

購入前に利用目的を決め、必要な性能が販売ページに明記された製品を選ぶことが、USB-Cケーブル選びで失敗しないためのポイントです。

楽天市場でUSB-Cケーブルを探す

参考文献・出典