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ゲームを始めたときは気にならなかったヘッドセットが、しばらくすると頭の上で重く感じる。音やマイクには不満がなくても、その重さが気になって買い替えを考えることがあります。

エレコムの「HS-GH60OBK」は、マイク込みで約174gのワイヤレスゲーミングヘッドセットです。ただし、軽ければ誰にでも快適とは限りません。接続方式や充電の手間まで含めて、自分の遊び方に合うかを見ていきましょう。本記事は2026年10月3日時点のメーカー公式情報と取扱説明書に基づく調査記事で、実機の装着感・音質・遅延を測定したレビューではありません。

先に結論

HS-GH60OBKは、頭に載せる重さとケーブルの煩わしさを減らしたい人の候補です。ゲームでは付属の2.4GHzレシーバー、スマホではBluetoothという使い分けができます。ただし、軽さだけで締め付けや蒸れは判断できず、有線音声接続とバッテリー交換には対応していません。「今のヘッドセットで重さが不満なのか」「使う機器に接続できるか」を先に確認すると選びやすくなります。

174gの軽さは何に役立つ?重さと装着感は分けて考える

HS-GH60OBKの約174gという数字は、マイクを含むメーカー公表値です。比較する相手が300gなら、計算上は126g軽く、重量は約42%少なくなります。これは仮の重量比較で、首の負担や疲労が42%減るという意味ではありません。

軽さを選ぶ理由になりやすいのは、対戦の合間もヘッドセットを着けたまま過ごす人や、ゲームのあとに友人と通話を続ける人です。画面を見る時間だけでなく、頭に載せている時間全体で考えると、買い替えの目的がはっきりします。

一方、耳の周囲の締め付け、眼鏡のつるへの圧迫、イヤーパッド内の蒸れは、重量だけでは分かりません。軽くなっても、頭や耳の形に合わなければ別の不満が残る可能性があります。

このモデルは耳の周囲を覆うタイプで、ヘッドバンドの長さを調節できます。今の不満が「重い」なのか「きつい」なのか「暑い」なのかを分けてから選びましょう。可能なら店頭で装着し、試せない場合は販売店の返品・交換条件も確認しておくと判断しやすくなります。

2.4GHzとBluetoothは、同じワイヤレスでも使い道が違う

本製品は、付属レシーバーを挿して使う2.4GHz無線と、端末とペアリングするBluetoothに対応します。メーカーはゲーム向けに2.4GHz接続の低遅延性を案内していますが、具体的な遅延時間の実測値を本記事では確認していません。「無線なのに遅延ゼロ」と捉えるのは避けたいところです。

HS-GH60OBKの接続方式と選び方
比較項目2.4GHz無線Bluetooth
接続方法付属レシーバーをUSBポートへ接続対応端末とペアリング
使い分けの目安映像と音のタイミングを重視するゲームスマホなどで音楽・通話を使う
端末側の条件対応するUSB-A/USB-Cポート対応するBluetooth音声機能
連続再生の最大時間約33時間約54時間
注意点USBポートを使い、レシーバーの管理も必要ゲーム機への対応と遅延を別途確認

再生時間は取扱説明書の概数を掲載しています。製品ページには2.4GHz再生約33.5時間という記載もありますが、使用環境で変わる最大値であり、毎回その時間を保証するものではありません。Bluetooth側の対応コーデックはSBCです。Bluetooth 5.3という世代の数字だけで、ゲーム向けの低遅延接続まで保証されるわけではありません。

たとえば、PCやゲーム機にはレシーバーを挿しておき、スマホで音楽を聴くときにBluetoothへ切り替える使い方が考えられます。ただし、公式案内は切り替え式です。ゲーム音とスマホの通話を同時に混ぜて聞ける機能があるとは確認できていないため、同時接続・同時再生を購入理由にはしないほうがよいでしょう。

PS5・Switch 2・PCで使うなら、端子と音声設定を確認

エレコムは付属の2.4GHzレシーバーで、PS5、PC、Nintendo Switch 2のテレビモード・携帯モードへの対応を案内しています。レシーバーはUSB-Cを基本に、USB-A変換部を組み合わせて使う構造です。接続先のポートに合わせられるのは、複数の機器で使うときの利点になります。

PS5で使うなら、Bluetoothのペアリングを前提にせず、付属レシーバーでの接続を選びましょう。接続後に音が出ない、マイクが使えない場合は、PS5の「設定」→「サウンド」で出力機器と入力機器を確認します。PCでもゲームや通話アプリが別のマイクを選んでいないかを見直すと、接続そのものの問題と設定の問題を分けられます。

USB-C端子があるスマホやタブレットなら必ず動く、という意味ではありません。メーカーもすべての対応機器での動作を保証していません。ケースとの干渉やレシーバーの出っ張りも含め、自分の端末で使う接続方法を購入前に確認してください。

Switch 2を携帯モードで使う人は、音声用レシーバーに加えて充電アクセサリーも使うか、装着位置を考えておきたいところです。手元の持ち方を整えたい場合は、Switch 2の充電グリップと着脱式バッテリーを考えた記事も参考になります。

音質モードとマイクは便利。でも性能は実測と区別する

本製品には、シューティングモードとアクションモードが用意されています。メーカーは前者を足音や銃声、後者をゲーム音楽向けに案内しています。取扱説明書では電源ボタンを素早く2回押して切り替える操作になっており、ゲームに合わせて本体から変更できます。

ただし、この説明だけで「敵の位置が正確に分かる」「勝率が上がる」とまでは判断できません。ゲーム側の音響設定やプレイヤーの好みによっても聞こえ方は変わります。音を切り替えられることは便利ですが、高級ヘッドセットと同等の音質を示す根拠にはなりません。

マイクは着脱式で、アームを曲げて口元の位置を調整できます。通話をしない日は外し、ヘッドホンとして使うこともできます。取扱説明書では、本体のマイクミュート操作はアプリの操作と連動しないと案内されているため、画面上の表示だけを見て判断しないようにしましょう。

マイクの指向特性は無指向性です。キーボードの打鍵音や家族の声がどの程度入るかは、本記事では録音して確かめていません。声の明瞭さや周囲の音の抑え方を最優先する場合は、実際の録音サンプルも比較して選ぶとよいでしょう。

USB-Cは充電用。有線へ切り替える使い方には対応しない

購入前に知っておきたいのが、ヘッドセット本体のUSB-C端子は充電用という点です。メーカーは有線での音声接続には対応しないと明記しています。付属USBケーブルをPCへ挿して、USB有線ヘッドセットとして使うことはできません。

そのため、充電切れのときに有線音声へ逃がしたい人や、3.5mm端子でゲーム機のコントローラーへ接続したい人には合いません。ワイヤレスの身軽さを選ぶ代わりに、電池残量とレシーバーの管理が必要になります。

メーカー案内の充電時間は約3時間です。充電ケーブルは付属しますが、USB ACアダプターは取扱説明書で市販品として扱われています。ゲーム機や手持ちのUSB電源で充電できる構成なら追加購入は不要ですが、使う電源と充電できる条件を先に確認しておきましょう。

価格だけでなく、バッテリーと交換部品も見る

HS-GH60OBKはオープン価格です。2026年10月3日の調査ではAmazonの現在の販売価格と在庫を確実に取得できなかったため、具体的な実売価格は掲載していません。購入時には送料やクーポン条件を含めた支払総額で比較してください。

費用を考えるうえでは、取扱説明書にバッテリーは交換できないと記載されている点も大切です。正常に使っていても電池は劣化するため、「将来バッテリーだけを取り替えて長く使う」前提では選べません。

イヤーパッドやレシーバーを単品で購入できるかも、今回の公開情報では確認できていません。消耗や紛失が心配なら、交換部品の供給について購入前にメーカーへ確認するとよいでしょう。軽さと無線機能に魅力を感じても、長期使用を重視する人はここまで比較する価値があります。

判断するときは、同価格帯で自分の機器に対応する製品と並べて、「重量」「接続方式」「有線音声の有無」「交換部品」の四つを見ると整理できます。短時間のゲームが中心で、今の有線ヘッドセットに不満がないなら、無線化そのものに追加費用を払う必要は小さいかもしれません。

向いているのは、重さとケーブルを減らしたい人

HS-GH60OBKが候補になるのは、今のヘッドセットの重量が気になり、PCや対応ゲーム機でケーブルを気にせず遊びたい人です。ゲームは2.4GHz、スマホはBluetoothと使い分け、通話をしないときはマイクを外す。こうした使い方に合うなら、軽さ以外にも毎日の便利さを見いだせます。

反対に、蒸れや締め付けだけが不満な人、電池切れでも有線で使いたい人、ゲーム音とスマホ通話を同時に聞きたい人は、別の条件を優先して比較しましょう。174gという数字に引かれる前に、何を改善したくて買うのかを一つ決めることが大切です。

よくある質問

174gなら長時間使っても疲れませんか?

軽さは選ぶ理由になりますが、疲れにくさを保証する数字ではありません。締め付け、頭の形、眼鏡、イヤーパッドの蒸れなども装着感に影響します。本記事では実機の装着試験をしていません。

PS5にはBluetoothで接続しますか?

本記事で案内するのは、エレコムがPS5向けに示している付属2.4GHzレシーバーでの接続です。Bluetooth対応という表示を、PS5へBluetooth音声接続できる意味で受け取らないようにしてください。

USBケーブルを挿すと有線ヘッドセットとして使えますか?

使えません。本体のUSB-C端子は充電用で、メーカーは有線音声接続に非対応と案内しています。音声には2.4GHz無線またはBluetoothを使用します。

ゲーム音とスマホの通話を同時に聞けますか?

公式情報では2.4GHzとBluetoothを切り替える使い方が案内されています。二つの音声を同時に混ぜて聞く機能は確認できていないため、その用途を前提に購入しないほうがよいでしょう。

バッテリーは交換できますか?

取扱説明書では交換できないと記載されています。将来の電池交換を前提にせず、無線の便利さと長期使用時の制限を合わせて判断してください。

まとめ|軽さを、接続方法とセットで選ぼう

エレコムHS-GH60OBKは、マイク込み約174gの軽量設計と、2.4GHz・Bluetoothの使い分けが特徴です。今のヘッドセットが重く、対応機器でワイヤレスにしたい人には、買い替え候補として検討する理由があります。

一方で、軽さだけでは装着感や音質を決められず、有線音声とバッテリー交換には対応していません。使う機器、改善したい不満、購入時の総額を揃えて比較すれば、174gという数字を自分にとっての価値に置き換えやすくなります。

参考資料

エレコム:HS-GH60OBK製品情報

エレコム:2026年9月30日新製品発表

エレコム:HS-GH60Oシリーズ取扱説明書

PlayStation:PS5でオーディオ設定を変更する方法

仕様・対応情報は2026年10月3日確認。メーカー公表の最大時間や低遅延性は使用環境によって変わります。販売価格・在庫・対応情報は購入時にご確認ください。