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Wi-Fiルーターを探すと、1万円前後のWi-Fi 6対応モデルから、6GHz帯を利用できるWi-Fi 6E、10Gbps回線を想定したWi-Fi 7対応モデルまで、幅広い製品が見つかります。
しかし、最新規格や最大通信速度だけを見て選ぶと、接続する端末が対応していなかったり、契約回線に対して性能が過剰になったりすることがあります。
一般的な1Gbps回線ならWi-Fi 6でも十分使いやすく、6GHz対応端末がある場合はWi-Fi 6E、高速回線や将来性を重視する場合はWi-Fi 7が候補です。
この記事では、Wi-Fi 6・Wi-Fi 6E・Wi-Fi 7に対応したWi-Fiルーター5製品を、通信速度、周波数帯、有線ポート、メッシュ機能、価格の目安から比較します。
- 価格を抑えたWi-Fi 6モデル:バッファロー WSR-3000AX4P
- 6GHz帯を手頃に利用:Aterm WX5400T6
- 5GHz帯を重視したWi-Fi 7:バッファロー WSR6500BE6P
- Wi-Fi 7と2.5GbEのバランス:TP-Link Archer BE550
- 10Gbps回線と性能を重視:Aterm 19000T12BE
Wi-Fiルーターおすすめ5選の比較表
今回紹介する5製品の主な仕様を比較すると、次のようになります。
| 製品名 | 規格 | 周波数帯 | 最大無線速度 | 高速WAN | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| バッファロー WSR-3000AX4P | Wi-Fi 6 | 2.4GHz・5GHz | 2,401+573Mbps | 1Gbps | 約1万円 |
| Aterm WX5400T6 | Wi-Fi 6E | 2.4GHz・5GHz・6GHz | 2,402+2,402+574Mbps | 1Gbps | 約1万7,000~2万円 |
| バッファロー WSR6500BE6P | Wi-Fi 7 | 2.4GHz・5GHz | 5,764+688Mbps | 2.5Gbps | 約2万5,000~2万8,000円 |
| TP-Link Archer BE550 | Wi-Fi 7 | 2.4GHz・5GHz・6GHz | 5,760+2,880+688Mbps | 2.5Gbps | 約2万8,000~3万5,000円 |
| Aterm 19000T12BE | Wi-Fi 7 | 2.4GHz・5GHz・6GHz | 11,529+5,764+1,376Mbps | 10Gbps | 約6万~8万円 |
Wi-Fiルーターおすすめ5選
1.バッファロー WSR-3000AX4P|価格を抑えてWi-Fi 6を使いたい人向け
バッファロー WSR-3000AX4Pは、5GHz帯で最大2,401Mbps、2.4GHz帯で最大573Mbpsに対応したWi-Fi 6ルーターです。
5GHz帯では最大160MHz幅に対応しており、対応するスマートフォンやパソコンと組み合わせることで、広い帯域を利用できます。
Wi-Fi EasyMeshにも対応しているため、対応するルーターや中継機を追加して通信範囲を広げることも可能です。
1Gbps回線を利用していて、6GHz帯やWi-Fi 7を必要としていない家庭では、価格と性能のバランスを取りやすい製品です。
WSR-3000AX4Pの主な仕様
| 対応規格 | Wi-Fi 6 |
|---|---|
| 5GHz帯 | 最大2,401Mbps |
| 2.4GHz帯 | 最大573Mbps |
| 6GHz帯 | 非対応 |
| INTERNETポート | 最大1Gbps |
| LANポート | 最大1Gbps×3 |
| メッシュ | Wi-Fi EasyMesh対応 |
| 価格目安 | 約1万円 |
メリット
- 約1万円から検討しやすい
- 5GHz帯の160MHz幅に対応
- Wi-Fi EasyMeshで拡張できる
- 国内メーカーの設定・サポート情報を確認しやすい
注意点
6GHz帯には対応していません。また、INTERNETポートとLANポートは最大1Gbpsのため、2.5Gbpsや10Gbps回線の性能を有線部分まで活用したい人には不向きです。
向いている人
- 1Gbpsの光回線を利用している人
- Wi-Fi 6対応端末が中心の人
- 価格を抑えてルーターを交換したい人
- 6GHz帯を必要としていない人
2.Aterm WX5400T6|6GHz帯を手頃に利用したい人向け
Aterm WX5400T6は、Wi-Fi 6Eに対応したトライバンドルーターです。
6GHz帯と5GHz帯でそれぞれ最大2,402Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsに対応しています。
Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6の通信方式を6GHz帯へ拡張した規格です。周辺で使用している機器が比較的少ない6GHz帯を利用できるため、集合住宅などで5GHz帯が混雑している場合に選択肢になります。
6GHz・5GHz・2.4GHzの3帯域へ端末を分散でき、複数の端末を接続する家庭にも向いています。
Aterm WX5400T6の主な仕様
| 対応規格 | Wi-Fi 6E |
|---|---|
| 6GHz帯 | 最大2,402Mbps |
| 5GHz帯 | 最大2,402Mbps |
| 2.4GHz帯 | 最大574Mbps |
| INTERNETポート | 最大1Gbps |
| LANポート | 最大1Gbps×4 |
| メッシュ | Aterm独自メッシュ中継機能対応 |
| 価格目安 | 約1万7,000~2万円 |
メリット
- Wi-Fi 6Eの6GHz帯を利用できる
- 3帯域へ端末を分散できる
- Wi-Fi 7製品より価格を抑えやすい
- 親機、中継機、メッシュ中継機として利用できる
注意点
6GHz帯を使うには、スマートフォンやパソコンもWi-Fi 6EまたはWi-Fi 7に対応している必要があります。
有線ポートは最大1Gbpsのため、2.5Gbps以上の高速回線を最大限に活用する製品ではありません。
向いている人
- Wi-Fi 6E対応端末を所有している人
- 6GHz帯を試したい人
- 集合住宅などWi-Fiが混雑しやすい環境で使う人
- Wi-Fi 7までは必要ない人
3.バッファロー WSR6500BE6P|5GHz帯重視でWi-Fi 7を導入したい人向け
バッファロー WSR6500BE6Pは、5GHz帯で最大5,764Mbps、2.4GHz帯で最大688Mbpsに対応したWi-Fi 7ルーターです。
MLO、4096QAM、Multi-RUなど、Wi-Fi 7世代の機能に対応しています。INTERNETポートは最大2.5Gbpsに対応しているため、1Gbpsを超える回線でも利用できます。
Wi-Fi 7対応製品ですが、使用する周波数帯は5GHzと2.4GHzのデュアルバンドです。6GHz帯を省くことで、トライバンドのWi-Fi 7ルーターより価格を抑えています。
6GHz対応端末を持っておらず、現在利用しやすい5GHz帯の速度や将来性を重視する人に向いています。
WSR6500BE6Pの主な仕様
| 対応規格 | Wi-Fi 7 |
|---|---|
| 5GHz帯 | 最大5,764Mbps |
| 2.4GHz帯 | 最大688Mbps |
| 6GHz帯 | 非対応 |
| INTERNETポート | 最大2.5Gbps |
| LANポート | 最大1Gbps×3 |
| メッシュ | Wi-Fi EasyMesh対応 |
| 価格目安 | 約2万5,000~2万8,000円 |
メリット
- Wi-Fi 7とMLOに対応
- 5GHz帯で最大5,764Mbpsに対応
- 最大2.5GbpsのINTERNETポートを搭載
- EasyMeshとMLOを組み合わせたバックホールに対応
- JC-STARレベル1の適合ラベルを取得
注意点
Wi-Fi 7対応でも6GHz帯は利用できません。また、2.5Gbps対応はINTERNETポートで、通常のLANポートは最大1Gbpsです。
パソコンやNASを2.5Gbpsで有線接続したい場合は、LAN側にも2.5GbEを搭載した製品を選びましょう。
向いている人
- Wi-Fi 7を導入したい人
- 6GHz帯を必要としていない人
- 5GHz帯の通信性能を重視する人
- 1Gbpsを超える回線を利用する人
4.TP-Link Archer BE550|無線と有線のバランスを重視する人向け
TP-Link Archer BE550は、6GHz・5GHz・2.4GHzの3帯域を利用できるトライバンドWi-Fi 7ルーターです。
6GHz帯で最大5,760Mbps、5GHz帯で最大2,880Mbps、2.4GHz帯で最大688Mbpsに対応し、3帯域の合計は最大9,328Mbpsです。
MLO、最大320MHz幅、4K-QAM、Multi-RUといったWi-Fi 7の主要機能に対応しています。
有線部分には2.5Gbps対応WANポートを1つ、2.5Gbps対応LANポートを4つ搭載しています。パソコン、NAS、スイッチングハブなどをマルチギガで接続したい場合に使いやすい構成です。
Archer BE550の主な仕様
| 対応規格 | Wi-Fi 7 |
|---|---|
| 6GHz帯 | 最大5,760Mbps |
| 5GHz帯 | 最大2,880Mbps |
| 2.4GHz帯 | 最大688Mbps |
| WANポート | 最大2.5Gbps×1 |
| LANポート | 最大2.5Gbps×4 |
| USB | USB 3.0×1 |
| メッシュ | EasyMesh対応 |
| 価格目安 | 約2万8,000~3万5,000円 |
メリット
- 6GHz帯を含むトライバンドWi-Fi 7
- MLOと最大320MHz幅に対応
- 5つの有線ポートがすべて2.5Gbps対応
- EasyMeshで通信範囲を拡張できる
- USB 3.0ポートを搭載
注意点
10Gbps対応ポートはありません。10Gbps回線や10GbE対応NASをそのまま10Gbpsで接続したい場合には、有線部分が上限になります。
また、HomeShieldの一部機能は有料プランとなるため、利用したいセキュリティ機能と料金を事前に確認してください。
向いている人
- 6GHz対応のWi-Fi 7ルーターが必要な人
- 2.5Gbps回線を利用している人
- パソコンやNASを2.5GbEで接続したい人
- 無線と有線のバランスを重視する人
5.Aterm 19000T12BE|10Gbps回線で性能を重視する人向け
Aterm 19000T12BEは、2026年1月に発売された12ストリーム対応のトライバンドWi-Fi 7ルーターです。
6GHz帯で最大11,529Mbps、5GHz帯で最大5,764Mbps、2.4GHz帯で最大1,376Mbpsに対応しています。
MLO利用時は、メーカー公表の規格値で最大18,669Mbpsの無線通信に対応します。ただし、これは同等の構成と対応機能を持つ端末を組み合わせた場合の理論値であり、実際の通信速度ではありません。
有線部分には10Gbps対応WANポートと10Gbps対応LANポートを各1つ搭載しています。10Gbps回線と10GbE対応パソコンやNASを組み合わせたい環境にも対応できます。
Aterm 19000T12BEの主な仕様
| 対応規格 | Wi-Fi 7 |
|---|---|
| 6GHz帯 | 最大11,529Mbps |
| 5GHz帯 | 最大5,764Mbps |
| 2.4GHz帯 | 最大1,376Mbps |
| MLO利用時 | 最大18,669Mbps |
| WANポート | 最大10Gbps×1 |
| LANポート | 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3 |
| メッシュ | Aterm独自メッシュ中継機能対応 |
| 価格目安 | 約6万~8万円 |
メリット
- 12ストリームのトライバンドWi-Fi 7
- 6GHz帯で最大11,529Mbpsに対応
- WAN・LANの両方に10Gbpsポートを搭載
- メッシュ中継機能に対応
- 日本国内で開発・設計・生産
- JC-STARレベル1の適合ラベルを取得
注意点
一般的なWi-Fiルーターと比べて高価です。1Gbps回線やWi-Fi 6対応端末を中心に使う場合は、性能を活かしきれない可能性があります。
10Gbps対応のLANポートは1つのため、複数の10GbE機器を接続する場合は、別途10GbE対応スイッチングハブなどが必要です。
向いている人
- 10Gbps回線を契約している人
- Wi-Fi 7対応端末を複数所有している人
- 10GbE対応NASやパソコンを使う人
- 価格より通信性能と将来性を重視する人
目的別に選ぶならどれ?
| 重視するポイント | おすすめ製品 |
|---|---|
| 価格を抑えたい | バッファロー WSR-3000AX4P |
| Wi-Fi 6Eと6GHz帯を試したい | Aterm WX5400T6 |
| 6GHz不要でWi-Fi 7を使いたい | バッファロー WSR6500BE6P |
| Wi-Fi 7と2.5GbEを重視 | TP-Link Archer BE550 |
| 10Gbps回線を活用したい | Aterm 19000T12BE |
一般的な1Gbps回線で価格を重視するなら、WSR-3000AX4Pが選びやすいでしょう。
6GHz対応端末を所有しており、Wi-Fi 7ほどの価格や性能が必要なければ、Aterm WX5400T6が候補です。
Wi-Fi 7対応端末と2.5Gbps回線を利用するなら、2.5Gbps対応LANポートを4つ搭載したArcher BE550が使いやすい構成です。
10Gbps回線や10GbE対応NASまで活用する場合は、Aterm 19000T12BEを検討しましょう。
Wi-Fiルーターを選ぶときのポイント
接続端末に合ったWi-Fi規格を選ぶ
Wi-Fi 7ルーターを購入しても、スマートフォンやパソコンがWi-Fi 6までしか対応していなければ、Wi-Fi 7の機能は利用できません。
端末の公式仕様で、Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7のどこまで対応しているか確認してください。
各規格の違いについては「Wi-Fiルーターとは?Wi-Fi 6・Wi-Fi 6E・Wi-Fi 7の違いと選び方」で詳しく解説しています。
6GHz帯が必要か確認する
Wi-Fi 6Eと一部のWi-Fi 7ルーターでは、比較的混雑の少ない6GHz帯を利用できます。
ただし、6GHz帯を使うには接続端末側の対応も必要です。また、6GHz帯は2.4GHz帯より壁や床を越えて遠くへ届けることが苦手です。
Wi-Fi 7対応と書かれていても、WSR6500BE6Pのように6GHz帯を搭載しない製品があります。規格名だけでなく、対応する周波数帯を確認しましょう。
契約回線とWANポートを合わせる
1Gbps回線では、最大1GbpsのWANポートでも契約上の最大速度に対応できます。
2.5Gbps以上の回線では、ルーターのWANポートも2.5Gbpsまたは10Gbpsに対応しているか確認してください。
10Gbps回線に1Gbps対応ルーターを接続すると、ルーターの有線端子が通信速度の上限になります。
LANポートの速度と数を確認する
パソコン、ゲーム機、テレビ、NASなどを有線接続する場合は、LANポートの速度と数も重要です。
WANポートが2.5Gbpsでも、LANポートが1Gbpsまでの製品があります。パソコンやNASを2.5GbE以上で接続したい場合は、LAN側の仕様を個別に確認しましょう。
LANケーブルの規格については「LANケーブルとは?Cat5e・Cat6・Cat6Aの違いと速度・長さの選び方」も参考にしてください。
部屋の広さとメッシュ機能を確認する
高性能なルーターでも、厚い壁や床を越えてすべての部屋へ十分な電波が届くとは限りません。
広い戸建て、複数階、鉄筋コンクリートの住宅では、Wi-Fi EasyMeshやメーカー独自のメッシュ機能へ対応した製品が候補になります。
ルーター1台の最大速度だけでなく、必要に応じて中継機やメッシュ機器を追加できるか確認しましょう。
IPv6 IPoEへの対応を確認する
夜間などに回線が混雑しやすい場合は、無線規格だけでなくインターネット側の接続方式が影響している可能性があります。
利用しているプロバイダーのIPv6 IPoEサービスへ対応しているか、メーカーの対応表で確認してください。
Wi-Fiルーターについてよくある質問
- 一般家庭ではWi-Fi 6でも十分ですか?
1Gbps程度の光回線で、接続端末がWi-Fi 6までの場合は、Wi-Fi 6ルーターでも十分使いやすいでしょう。新しい規格へ交換するだけで必ず速度が上がるわけではありません。
- Wi-Fi 7対応なら必ず6GHz帯を使えますか?
すべての製品で使えるとは限りません。Wi-Fi 7対応でも、5GHz帯と2.4GHz帯のみを搭載したデュアルバンド製品があります。商品仕様の対応周波数帯を確認してください。
- Wi-Fi 6対応スマホをWi-Fi 7ルーターへ接続できますか?
基本的には接続できます。ただし、通信はスマートフォンが対応するWi-Fi 6の範囲になります。Wi-Fi 7のMLOなどを利用するには端末側の対応も必要です。
- オンラインゲームには高価なWi-Fi 7ルーターが必要ですか?
必須ではありません。オンラインゲームでは最大通信速度より、遅延や通信の安定性が重要です。可能であればゲーム機やパソコンをLANケーブルで有線接続しましょう。
- 最大通信速度を合計した数字がそのまま出ますか?
出ません。複数の周波数帯を合計した製品クラスは、ルーター全体の規格上の数値です。1台の端末が必ず同じ速度で通信できることを示すものではありません。
現在のWi-Fiが遅い場合は、買い替える前に「Wi-Fiが遅い原因は?ルーター・端末・回線別の改善方法を解説」で、ルーター以外に原因がないか確認しておきましょう。
まとめ
Wi-Fiルーターは、最新規格や最大通信速度だけでなく、契約回線、接続端末、周波数帯、有線ポート、部屋の広さに合わせて選ぶことが重要です。
今回紹介した5製品は、次のように選び分けられます。
- 価格を抑えたWi-Fi 6ならバッファロー WSR-3000AX4P
- 6GHz帯を手頃に利用するならAterm WX5400T6
- 5GHz帯重視のWi-Fi 7ならバッファロー WSR6500BE6P
- Wi-Fi 7と2.5GbEのバランスならTP-Link Archer BE550
- 10Gbps回線と性能を重視するならAterm 19000T12BE
一般的な1Gbps回線では、Wi-Fi 6対応モデルでも十分な場合があります。
Wi-Fi 6EやWi-Fi 7を選ぶ場合は、所有しているスマートフォンやパソコンが6GHz帯やMLOなどの機能に対応しているか確認しましょう。
価格差だけでなく、必要な性能を実際に活用できるか考えて選ぶことが、Wi-Fiルーター選びで失敗しないためのポイントです。
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